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I want none,I wanna talk with you

なんにもいらないから ただはなしをしよう

果たしてなにものであろうか

優しさとは果たしてなにものであろうか

好きとは、幸せとは、その短い言葉の中にはいったい何が詰まっているだろう

本を読んでいると時たま、聞き慣れ使い慣れたはずのひとつひとつの言葉がそれまで自分が理解していた意味から遠ざかりどこか知らない世界に飛んでいってしまう瞬間がある
まるで予期せぬ突風にさらわれてしまう帽子のように

好意的な言葉であればあるほどその言葉の本質が見えない
漂いながら形を変えていく雲が人に観測され様々な生き物や物体として意味を持つように、私たちが使っている言葉は一見とても確かなもののようでいて実は同時にそれと同じくらい不確かなものなんだと思う

岡村靖幸 結婚への道を読み結婚という行為自体について初めて深く考えた
映画 式日を観て美しさとは無意味なものにこそ宿るんではないかと考えた
人と寄り添いあい離れることで優しさとは果たしてどんなことがそれに当たるだろうと考えた
1番近くまで心を通わせた人との対話の中で幸せとは人と比べ競い合うものではないんじゃないかと考えた
中田永一の小説を読んで好きというのはまるで純真無垢な言葉に見えるのにその実とても軽率にもなるのかと考えた

色々考えはしたけど答えは絶対的なものなんかではない
ましてやその答えに意味なんかなくたっていい
どこかで誰かが言っていたけど、人生というのは無意味なものに意味を見出していくことそれ自体を指すんだと
敷かれたレールに沿って進む人もどこか遠い異国の街を旅する人もそこに何かしらの意味を見出そうとしてるんだろう
僕は僕のままでいられないし君も君のままではいられないけど、それでも死ぬまでは生き続けるんだろう




とまあこんなことを書き連ねながら結局何が言いたかったのかを見失ってしまった
掴めそうだと思った言葉の尻尾を手繰り寄せても望んだものとは違って見えてしまうものだ