いろんなものが近づいたり遠ざかったり
最近見に行ったバンドのライブを思い出す。
フロントマンのギターボーカルの人に自分が使ってきたギターを譲ったのと彼がやっているバンドにも興味があったので、物は試し…と下北沢へ。
これがなんとも良かった。
バンドというのが言葉では形容しがたいほど魅力的な生命体であることを改めて認識させられた。
プロのバンドにお金を払ってライブを見てやっぱり流石だなと思うのは当然だし、そこで音楽の素晴らしさを感じることも多々ある。
しかしアマチュアのバンドにおける荒さや衝動というのは、自分の根本にある感情をこんなにも揺さぶるのかと驚いた。
機材を手放して、ひとりきりになって、改めていろんなものが削ぎ落とされた状態で、結局自分は何をやりたかったのかと自問自答した。
でも、答えっていうのは他者との関わり合いの中で見つけていくしかないというのを今回の件で実感する事になった。
音楽がやりたいし、バンドがやりたい。
ステージに立って演奏をしたい。
なんだかそんな気持ちを掘り起こされた気分。
もう一度真剣になってやってみたいことが出来て良かった。
もう一度バンドをやってみようと思う。