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I want none,I wanna talk with you

なんにもいらないから ただはなしをしよう

愛に終わりがあって 心の旅がはじまる


チューリップ☆Live Ⅱ 「虹とスニーカーの頃」「心の旅」「夢中さ君に」

思い出せなくなるその日まで

 

この曲好きだったなと思って、久しぶりにback numberを聴いてる。

 
back numberの魅力は春を歌にしてや幸せなど然り、あのどうにもぬぐえない重苦しさだと思っているので売れて軽快な路線になるのは仕方ないかと感じるのだけど、次作あたりはもう一発どろどろした重いナンバーを入れて欲しいと願うばかり。
 
こんな曲を聴いているのも失恋の痛みなのか…情けないというかなんというか。
 
 
ひらひら輝くこの雪も季節も
せめてあなたがそばにいれば
今ではただ冷たくて
邪魔くさいだけね
寒いねって言ったら
寒いねって聞こえる
あれは幸せだったのね
 
 
ここの描写がとても上手い。
JPOPでよくある感じの共感系の痛さを極力感じさせず、尚且つ「あれは幸せだったのね」という一言で落とすとこまで落とす。
謡曲の全盛期を思わせるような描写力と現代的な女々しさがバランス良く混ざると、マイナーコードの御涙頂戴曲はここまで魅力的になるのだと改めて実感した次第。
このBメロの流れでしっかりとEを鳴らしてコード進行の王道解決に至った上で、サビのど頭のメロが低い位置から始まる事により楽曲の重苦しさが強調され聴くものをどんよりさせるという…。
なんとも憎い演出。
Aメロ→Bメロ→サビという至って普通の構成の曲だけど、メロディーラインの1番高い部分がBメロのバースというのがこの曲の肝だと思う。
 
名曲…。
 

いろんなものが近づいたり遠ざかったり

最近見に行ったバンドのライブを思い出す。


フロントマンのギターボーカルの人に自分が使ってきたギターを譲ったのと彼がやっているバンドにも興味があったので、物は試し…と下北沢へ。
これがなんとも良かった。
バンドというのが言葉では形容しがたいほど魅力的な生命体であることを改めて認識させられた。
プロのバンドにお金を払ってライブを見てやっぱり流石だなと思うのは当然だし、そこで音楽の素晴らしさを感じることも多々ある。
しかしアマチュアのバンドにおける荒さや衝動というのは、自分の根本にある感情をこんなにも揺さぶるのかと驚いた。
 
機材を手放して、ひとりきりになって、改めていろんなものが削ぎ落とされた状態で、結局自分は何をやりたかったのかと自問自答した。
でも、答えっていうのは他者との関わり合いの中で見つけていくしかないというのを今回の件で実感する事になった。
音楽がやりたいし、バンドがやりたい。
ステージに立って演奏をしたい。
なんだかそんな気持ちを掘り起こされた気分。
 
もう一度真剣になってやってみたいことが出来て良かった。
もう一度バンドをやってみようと思う。
 
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すべてを失くしてからはどうでもいいと思えた

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最近、シロップのラストアルバム(再結成したからセルフタイトルアルバムと呼ぶべきか)を、またよく聴いている。

曲聴きながら「その気持ちわかるよ」って思う瞬間があって嬉しくなったり悲しくなったりするけど、それよりもちょっと時間が経ってふとした時に何気なく口ずさんだ歌詞の意味が腑に落ちる瞬間の方がそういう感情の度合いがもっと深いところに来る気がする。
そうして自分が年を重ねてきたことを実感する。
嬉しいような寂しいような気持ちになる。

このラストアルバムは意外に優しい曲が多い。
終わりを匂わせるフレーズがたくさんあるんだけど、終わってしまう悲しさよりも穏やかな寂しさみたいなものを感じる。

確かに音の感じは他のアルバムと違うんだけど、これはこれで良かったんじゃないかって最近思えるようになって少し嬉しかった。
世間的にシロップは歌詞が暗いとか絶望だとかよく言われるしまあ間違ってはいないんだけど、本質にあるのは人間が生きていく上であたり前に感じる弱さや醜さとかを誤魔化したり美化したりしないで向き合うっていう、ただそれだけのことなんだよね。

雨が降れば傘をさせばそれでいいが
人の心にさす傘は頼りなく
だから代わりに涙を流すのかな
悲しみにおぼれてしまう その前に
-ラファータ